FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Hitachi IT Operations Analyzer その1

1. Hitachi IT Operations Analyzer(ITOA)とは?

ITOA は、日立製作所が2010年10月にリリースした中堅・中小企業向けの監視ツールです。

日立の中堅・中小企業向けの製品というと、以前は JP1 Ready Series としてクライアント PC の管理ツールをリリースしていましたが、ITOA のリリースと共に JP1 Ready Series は廃止になり、Hitachi IT Operations シリーズというブランドに統合されました。

製品としては、もともと海外で Hitachi Data Systems が販売していたサーバ、ストレージ、ネットワークを一元的に監視できる同名のツールを国内向けにローカライズしたもののようですが、監視対象のサポート OS から AIX が除外されていたり、監視対象機器の台数の上限が 100 台までに抑えられていたりと、仕様に関して若干の変更が加えられているようです。

また、機能については中堅・中小向けということもあってか、かなりシンプルなものになっています。

主な特徴を挙げると、

・監視サーバのプラットフォームは Windows のみ
・監視対象のサーバ OS は、Windows Server 2003/2008, RHEL 5, SLES 10/11, Solaris 9/10 のみ
・監視対象のネットワーク機器、ストレージは指定機種のみ ・監視対象台数は100台まで
・ボリュームディスカウト的な考え方はなく、単純に監視対象の台数に比例した価格体系
・主要機能は死活監視/リソース監視/プロセス監視(Windows はサービス監視)
・ログ監視の機能は無し
・監視対象側での面倒なインストール作業のいらないエージェントレス方式(WMI/SSH/SNMP)
・リソース監視の項目は必要最小限、閾値も設定済み
・機器固有の SNMP Trap は監視できない


ということで、JP1 のような一般の監視ツールを知っている方からすると、ネットワーク監視とサーバ監視の本当にコアな機能のみを 1 つのパッケージにまとめた製品という印象を受けると思います。

これはおそらく、製品コンセプト的にエンドユーザがインストールや設定を行うことを想定しているために、機器についての知識や細かい設定が必要なログや Trap の監視機能は省かざるを得なかった、ということなのでしょう。

ただ、その分インストールや監視設定は非常に簡単になっています。

2. ライセンスについて

製品の標準価格については、こちらを参照してください。

ちなみに、監視サーバ側にライセンスが不要で、必要なライセンスは監視対象機器の台数でカウントされるため、機能要件を満たすのであれば一般的なマネージャ/エージェント型の監視ツールだけでなく、監視項目に課金されるエージェントレス方式の監視ツールに対しても価格競争力があると思います。

3. システム要件について

監視サーバのスペックについては、スターターガイドの「2.3.3 ディスク容量の確保」を参照して下さい。

2011年1月時点での最新版(02-51)では、以下のようになっています。


監視対象機器台数 25台
2GHz CPU, 1GB メモリ, 14GB/18GB ディスク容量(最小/最大)

監視対象機器台数 50台
2.4GHz CPU, 1GB メモリ, 15GB/20GB ディスク容量(最小/最大)

監視対象機器台数 100台
2,8GHz CPU, 2GB メモリ, 17GB/31GB ディスク容量(最小/最大)


また、監視サーバのサポート OS や監視対象機器の一覧についてはこちらを参照して下さい。

4. インストールファイルのダウンロード

こちらからダウンロードできます。

なお、ここでダウンロードできるファイルは製品版と同じものですので、90日間の評価期間が経過した後は、製品ライセンスで認証を行うことで、そのまま製品版として使用することができます。

5. 監視サーバのインストール

基本的にインストーラの指示に従って先に進めていけばよいので特に難しいところはありませんが、一通り画面イメージを載せておきます。



ダウンロードしたアーカイブファイルを適当なフォルダに展開し、setup.exe を実行してインストーラを起動します。

itoa_install_01.png

仕様許諾契約に同意して、次に進みます。

itoa_install_02.png

デフォルトとは異なるフォルダにインストールする場合は、変更ボタンをクリックしてインストール先を指定します。
問題なければそのまま次に進みます。

itoa_install_03.png

デフォルトとは異なるフォルダにデータベースファイルを配置する場合は、変更ボタンをクリックしてフォルダを指定します。また、監視対象機器の台数に応じて、適切なデータベースのサイズを指定します。

itoa_install_05.png

必要な空き容量が現在のディスクの空き容量を下回っていることを確認して、次に進みます。

itoa_install_07.png

監視サーバの IP アドレスや各種サービスで使用するポート番号を指定します(ここで指定したアドレスは、外部プログラムから ITOA のデータを利用するための JDBC 接続や、メール通知の本文に含まれるリンクの URL に使用されます)。
デフォルトの設定で特に問題なければ、そのまま次に進みます。

itoa_install_08.png

監視サーバと監視対象機器の間の帯域を指定します。ドキュメントに記載がないため、ここで指定するパラメータがどのように使用されるのかについては不明ですが、実際のネットワーク帯域に応じた値を指定しておけば問題ないでしょう。

itoa_install_09.png

スタートメニューに作成するプログラムフォルダの名前を指定します。
デフォルトの設定で特に問題なければ、そのまま次に進みます。

itoa_install_10.png

インストール情報の一覧が表示されるので、問題なければインストールを開始します。

itoa_install_11.png

しばらく待つとインストール完了画面が表示されるので、完了ボタンをクリックしてインストーラを終了します。

itoa_install_12.png

上記画面で「Hitachi IT Operations Analyzer を起動します。」にチェックが入っていた場合、自動的にブラウザが起動して ITOA のログイン画面が表示されます。

itoa_install_13.png



今回はインストールまでということで、次回は初回起動時の監視設定と画面操作について解説します。
スポンサーサイト

テーマ : おすすめソフトウェア
ジャンル : コンピュータ

Hitachi IT Operations Analyzer その2

前回でインストールまで完了していると思いますので、今回は初回ログインからです。

5. ログイン

ITOA の操作は全て Web GUI から行います。

監視サーバ上で Web GUI にアクセスするには、ブラウザを起動してアドレスバーにログイン画面の URL を直接指定するか、スタートメニューから Analyzer を選択します。

アクセス先 URL:
http://<監視サーバの IP アドレス>:20510/Analyzer/Analyzer.jsp

スタートメニューから起動する場合:
スタート >> すべてのプログラム >> Hitachi IT Operations >> Analyzer

 
なお、URL の中で指定する監視サーバのアドレスは、クライアントから疎通できるアドレスであれば何でもかまいません(インストーラ画面で指定したアドレスである必要はありません)。

ログイン画面が表示されたら、デフォルトの管理者 ID: system とパスワード: manager でログインします。

itoa_install_13.png

6. 初回探索設定

① 初回ログイン時には、探索ウィザードの実行を促すメッセージが表示されるので、青字のメッセージをクリックしてウィザードを起動します。

itoa_operation_01.png

② そのまま次に進みます。

itoa_operation_02.png

③ 画面右上の「探索範囲を追加」ボタンをクリックして、探索範囲を指定します。

itoa_operation_03.png

今回は「192.168.0.0/24」および「192.168.100.0/24」のネットワークに接続されている機器に対して探索をかけていきます。

以下は、「192.168.0.0/24」のネットワークを探索範囲に指定した例です。

itoa_operation_04.png

④ 全ての探索範囲を指定したら、次に進みます。

itoa_operation_05.png

⑤ 画面右上の「認証情報を追加」ボタンをクリックして、探索に使用する認証情報を指定します。

探索実行時は、Ping に応答のあったアドレスに対して、ここで指定した認証情報を使用して WMI/SSH/SNMP アクセスが行われます。

itoa_operation_06.png

Windows サーバに対する認証情報の設定例です。

itoa_operation_07.png

Linux サーバに対する認証情報の設定例です(Solaris の場合も同様)。

itoa_operation_08.png

この例では root ユーザでログインするよう指定していますが、SSH サーバの設定で root の直接ログインを認めていない場合には、一般ユーザでログインしてから root に su するよう設定することも可能です。

ネットワーク機器の SNMP コミュニティ情報の設定例です。

itoa_operation_09.png

上記 3 種類の認証情報を追加した後の状態です。

itoa_operation_10.png

⑤ 探索ネットワークごとに使用する認証情報を切り替える場合は、この画面で設定を行います。

itoa_operation_11.png

今後定期的に探索を実行する場合は、探索スケジュールを指定します。

また、ウィザードの完了後に自動的に探索を実行したくない場合、「このウィザードが完了後、すぐに探索を実行する」のチェックを外します。

itoa_operation_12.png

⑥ メールサーバの設定と、完了通知の送付先ユーザを指定します。

itoa_operation_13.png

ツールの性質上、異常検知時の通知手段としてメールを使うユーザが多いと思いますので、探索結果の通知が不要な場合でも、ここでメールサーバの設定を行っておきましょう。

⑦ 全体の設定を確認して、問題なければ次に進みます。

itoa_operation_14.png

以上で探索ウィザードでの設定は完了です。

⑧ ウィザード完了後に探索を実行するよう設定していた場合は、この時点で探索が始まっていますので、「探索状況の確認」ボタンをクリックしてみましょう。

itoa_operation_15.png

⑨ 探索履歴の確認画面で状態が「完了」になれば、探索は完了です。

itoa_operation_16.png

⑩ 画面左のメニューから、「発見した機器」をクリックしましょう。

発見された機器の一覧が表示されるので、監視対象にしたいアドレスにチェックを入れて、「管理対象に変更」ボタンをクリックします。

itoa_operation_17.png

なお、ここで探索状態が「正常」になっているものが情報取得に成功したアドレス、説明が「Unknown」で探索状態が「警告」になっているものが、Ping には応答があったものの WMI/SSH/SNMP による情報取得に問題があったアドレスです。

また、探索範囲内に複数のアドレスを持っているデバイスについては、情報取得に成功するとデバイス上の一つのアドレスのみが管理アドレスとして有効となり、その他のアドレスはグレーアウトされます(管理アドレスについては、後から管理対象機器画面で変更できます)。

⑪ 画面左のメニューから「管理対象機器」を選択し、現在監視対象となっている機器を確認します。

itoa_operation_18.png

複数のアドレスを持っているデバイスの管理アドレスを変更するには、ここで対象デバイスの「編集」ボタンをクリックし、プルダウンメニューに表示される任意のアドレスを選択して下さい。

以上で初回探索は完了です。

ここまでで上手く検出できないデバイスがある場合は、デバイス側の設定も含めて認証の設定が正しく行われているか確認してみて下さい。

問題なければ、引き続き監視設定を行っていきましょう。

7. 監視間隔の設定

監視間隔の調整を行うには、画面左のメニューから「監視間隔」を選択します。

基本的にデフォルトの設定で問題ありませんが、状態監視の間隔が15分では長すぎると感じる場合には、5分程度に短くしてもよいでしょう(監視サーバの負荷を見つつ調整して下さい)。

itoa_operation_19.png

8. リソース監視設定

CPU使用率やディスク空き容量などのリソース監視を行っていきます。

まずは設定画面左のメニューから「しきい値定義」を選択します。

この時点で割り当て済みの機器数が 0 以外の値になっているしきい値定義がありますが、これはデバイスが管理対象になった時点で、デバイス種別に応じた既定のしきい値定義が自動的に割り当てられるからです。

現在のしきい値設定を確認するには、それぞれのしきい値定義の「編集」ボタンをクリックします。

itoa_operation_23.png

以下は、ルータやスイッチなどに適用されるデフォルトのしきい値定義です。

itoa_operation_24.png

各リソース項目の左側に 2 つのチェックボックスがありますが、左側のチェックボックスがそのリソースを収集するか、右側のチェックボックスが収集したリソースに対してしきい値監視を行うかを示しています。この例では、ポートの平均送受信データ量についてはグラフで値を確認できますが、しきい値監視が行われないためアラームは発行されません。

デフォルトのしきい値定義を変更する場合は、ここで値を変更して「OK」ボタンをクリックします。

ある特定のデバイスには既定の設定と異なるしきい値を適用したい場合、しきい値定義画面で「定義の追加」をクリックして新たな定義を作成します。

以下は、スイッチで一部の項目のしきい値監視を無効化するための定義の例です。

itoa_operation_44.png

新たに作成したしきい値定義をデバイスに適用するには、まず画面上部のメニューバーから「モニタリング」選択してモニタリング画面を表示します。

その後、対象のデバイスを選択した状態で、右上の「操作」をクリックして表示されるメニューの中から、「しきい値定義を割り当てる」を選択します。

itoa_operation_46.png

「適用した定義」をデフォルトの定義から新しく作成した定義に変更して、「OK」ボタンをクリックします。

itoa_operation_47.png

画面下部の「パフォーマンス」タブをクリックして、新しいしきい値定義設定が適用されていることを確認します。

itoa_operation_48.png

あとは同様の設定を、デフォルトと異なる設定を適用する全てのデバイスに対して行って下さい。

以上でリソース監視の設定は完了です。

10. プロセス監視の設定

この製品のプロセス監視ですが、具体的に監視対象となるのは Linux の場合は「pf -ef」の出力、Windows の場合は管理ツールの「サービス」スナップインに表示される Windows サービスの状態のようです。いまどきスタートアップフォルダを使っているアプリも無いでしょうし、対象ユーザを考えると納得できる仕様ではありますが、マニュアルの書き方があまりに不親切なのはもうちょっと何とかして欲しいと思います(未訳の設定マニュアルがあるのかもしれませんが…)。

それではまず、Linux サーバのプロセス監視設定を行っていきましょう。

画面上部のメニューバーから「設定」を選択して設定画面を表示し、左側のメニューから「監視サービス定義」を選択します。

itoa_operation_49.png

リソース監視と同様、管理対象となったデバイスが既定の監視サービス定義に割り当てられているのがわかります。ただ、リソース監視と異なる点として、既定の定義には監視設定が含まれていないため、この時点では監視は行われていません。

それでは、「Linux サーバ用既定の定義」の「編集」ボタンをクリックし、「監視するサービスを追加」ボタンをクリックして OS の基本的なプロセスをいくつか登録していきましょう。

itoa_operation_26.png

ここで入力する「表示名」の値は、モニタリング画面で表示されるプロセスの表示名であり、実際のプロセス名と一致している必要はありません。

一方、「検索条件」の値は「ps -ef」で表示されるプロセス名に一致している必要があります。ただし、正規表現が使用できるため、「.*」を使用して前方一致や後方一致でキーワードを指定することもできます。

編集完了後、「OK」ボタンをクリックすると設定が反映され、監視が開始されます。

ただ、この時点では OS の基本的なプロセスが監視できているだけで、Web サーバ上の Apache プロセスなどサーバ固有のプロセスの監視ができていません。そこで、Web サーバ向けの新たな監視サービス定義を作成していきます。

「定義の追加」をクリックして、新たな監視サービス定義を作成します。

itoa_operation_50.png

新しい定義を作成し、httpd プロセスの監視条件を登録しました。この定義には、先ほど既定の定義に追加したものと同じプロセスを登録する必要があります。そんな時に便利なのが、既存の定義の読み込み機能です。

「定義」というラベルのついたプルダウンメニューから、先ほど編集した Linux の既定の監視サービス定義を選択し、「読み込み」ボタンをクリックします。

itoa_operation_27.png

下記画面のように、既定の監視サービス定義の内容が新しい定義に反映されます。

itoa_operation_28.png

「OK」ボタンをクリックして編集を完了しましょう。

監視サービス定義のデバイスへの適用は、しきい値定義の時と同様、モニタリング画面から行います。
操作メニューから、「監視サービス定義を割り当てる」を選択して下さい。

itoa_operation_25-1.png

「適用した定義」を新しい監視サービス定義に変更し、「OK」ボタンをクリックします。

itoa_operation_31.png

画面下部の「サービス」タブを選択し、監視対象のプロセスが正常に起動していることを確認します。

itoa_operation_32.png

以上で Linux のプロセス監視設定は完了です。

Windows のサービス監視の設定も基本的には同様の流れになりますが、監視サービス定義の検索条件の欄で指定する値について、若干注意が必要になります。

Windows サーバで管理ツールの「サービス」スナップインを開くと以下のようにサービスの一覧が表示されますが、検索条件で指定するのはここに表示されている「表示名」ではなく、「サービス名」です。

itoa_operation_52.png

サービス名を確認するには、対象のサービスのプロパティ画面を開きます。

赤枠内のサービス名の右に表示されているのが、検索条件の欄に入力する文字列になります。
なお、監視サービス定義の表示名の値はここに表示されている表示名と一致する必要はありませんが、合わせておくとわかりやすいでしょう。

itoa_operation_53.png

以下は Windows サービスをいくつか登録した監視サービス定義の例です。

itoa_operation_29.png

また、この監視サービス定義を適用した場合のモニタリング画面の表示は以下のようになります。
わざわざサービス名から表示名への解決をしてくれているみたいですね。

itoa_operation_33.png

プロセス監視の設定については以上になります。



それでは今回はこの辺で。といっても、重要なところはほとんど説明してしてしまったので、次回は業務グループやユーザ追加などの細かいところを少し解説して終わりになる予定です。

テーマ : おすすめソフトウェア
ジャンル : コンピュータ

Hitachi IT Operations Analyzer その3

前回までの解説で、監視設定については一通り説明が完了したので、今回はオプションの設定や監視画面の役割について説明します。

11. ユーザの追加

インストール後の状態では、デフォルトの管理者ユーザである System のみが存在しています。

複数の運用担当者がいたり、通常運用時は設定変更の行えない利用者権限でアクセスしたいといった要望がある場合には、ユーザアカウントの追加を行いましょう。

① 設定画面のメニューから「ユーザーアカウントの管理」を選択し、右上の「ユーザーアカウントの追加」ボタンをクリックします。

itoa_operation_20.png

② ユーザ情報を入力して「OK」ボタンをクリックします。

itoa_operation_54.png

ユーザ情報を入力する際の注意事項は以下の通りです。
・ ユーザ名は大文字・小文字を区別しません。

・ パスワードは大文字・小文字を区別します。また、文字数は 6 ~ 256 文字の範囲内でなければなりません。

・ ここで指定するメールアドレスは、発生イベントやレポート、探索結果の通知に使用されます。

メールは HTML 形式で、数 KB から数十 KB のメールがそれなりの頻度で通知されるため、携帯などのモバイル端末を宛先にする場合はパケット料金プランに注意しましょう。

また、複数の運用担当者がいる場合はここでユーザアカウントを個別に作成するか、通知用のアカウントを 1 つ作ってメーリングリストのアドレスを登録すればよいでしょう。

・選択可能なユーザ権限は以下の 3 つです。

Analyzer 管理者:
すべての操作が行えます。

Analyzer 運用者:
基本的に Analyzer 管理者同様すべての操作が行えますが、他のユーザに関連する操作を行うことはできません。
具体的には、設定画面のメニューから「ユーザーアカウントの管理」が削除され、通知設定の画面に他のユーザアカウントが表示されなくなります。

Analyzer 利用者:
参照系の操作のみ行えます。具体的には、画面上部のメニューバーにある「設定」が非表示になります。


③ 上記手順を繰り返して、必要なすべてのユーザアカウントを作成します。

itoa_operation_22.png

ちなみに、管理者権限のあるユーザであっても、デフォルトの System ユーザアカウントは削除できないようです。
そのため、System ユーザを使用しない場合でも、最低限パスワードは変更しておいたほうがよいでしょう。

12. メール通知

ユーザアカウント作成時にメールアドレスを入力したユーザは、自動的にメール通知の対象に追加されます。

ユーザごとに通知の有効・無効を切り替えたい、あるいはデフォルトの通知スケジュールを変更したいといった要望がある場合には、必要に応じて設定を変更しましょう。

① メールサーバの設定

メール送信に使用する SMTP サーバを指定します。

なお、初回ログイン時の探索ウィザードでメールサーバの設定を行っていれば、ここでは設定を行う必要はありません。探索ウィザードで設定をスキップしていた場合は、設定画面の「メールサーバの設定」から再度設定を行うことができます。

itoa_operation_74.png

② イベント通知の設定

イベント通知では、基本的に発生したイベントを即座に通知します(タイミングによっては複数のイベントが 1 通のメールにまとめられる場合があります)。

設定画面では、通知対象のイベントの重要度と通知先ユーザを指定できます。

itoa_operation_75.png

なお、メール本文に含まれるイベントは前回のメール通知からの差分になります。

メッセージのサンプル:
itoa_operation_69.png

③ 未確認イベント通知の設定

未確認イベント通知では、日単位、週単位で「未確認」状態のイベントの一覧を通知します。

設定画面では通知スケジュールと通知先ユーザを指定できます。

itoa_operation_76.png

未確認イベント通知を有効にする場合は、イベントをこまめに確認済みにするようにしましょう。

メッセージのサンプル:
itoa_operation_68.png

④ レポート通知の設定

レポート通知では、レポート画面で表示される各種レポートの一覧が日単位、週単位、月単位で通知されます。

設定画面では通知スケジュールと通知先ユーザを指定できます。

itoa_operation_77.png

メッセージのサンプル:
itoa_operation_72.png

⑤ 探索完了通知の設定

探索完了通知では、探索の実行結果を通知します。

設定は「探索条件の設定」画面から行い、通知先のユーザを指定することができます。

itoa_operation_70.png

メッセージのサンプル:
itoa_operation_67.png

13. 業務グループ

監視対象となる機器の台数が多くなってくると、機器の接続を示すトポロジカルリストの表示が見づらい、あるいは機器一覧の中から対象機器を探すのが難しい、といったことが起こりえます。そんな時は、業務グループを作成することで、監視対象機器を任意のグループに分けることができます。

業務グループの作成単位は任意ですが、サーバ役割(Webサーバ, DBサーバ, etc.)やシステム名(給与管理システム, 経理情報システム, etc.)などで作成するとわかりやすいでしょう。

なお、一台の機器が複数の業務グループに所属することもできますので、複数のシステムで共用しているネットワーク機器やストレージを各システム用の業務グループに割り当てる、といったことも可能です。

業務グループの主な使用場所は以下の通りです。

・モニタリング画面での業務グループ単位での機器一覧の表示
・イベント画面でのフィルタリング条件
・レポート画面の業務グループ単位でのレポート表示

それでは、作成手順を見ていきましょう。

① 設定画面のメニューから「業務グループの管理」を選択し、右上の「業務グループの追加」ボタンをクリックします。

itoa_operation_38.png

② 作成する業務グループの情報を入力します。

itoa_operation_39.png

③ モニタリング画面で業務グループに追加したい機器を選択し、「操作」ボタンをクリックして表示されるプルダウンメニューから「業務グループに追加する」を選択します。

itoa_operation_40.png

④ 機器に割り当てる業務グループを選択し、「OK」ボタンをクリックします。

itoa_operation_41.png

⑤ 機器に割り当てた業務グループを選択し、機器が表示されていることを確認します。

itoa_operation_42.png

14. 画面の自動更新の設定

現行バージョン(02-51)の ITOA には、イベント発生時にリアルタイムに画面を更新する機能が無いようです。

そのため、例えばイベント画面を開いている状態でサービスのイベントが発生しても、ユーザが手動で画面を更新するまでイベント画面には何も表示されません。

デフォルトでは、画面を更新するには画面上部のメニューバーに表示される更新ボタンをクリックする必要があるのですが、下記の設定を行うことで定期的に画面を自動更新するよう設定することが可能です。

① メニューバーの「ホーム」の横に表示される 2 つのボタンのうち、左側のボタンをクリックします。

itoa_operation_59.png

② 「画面表示を自動更新する」にチェックを入れ、更新間隔を指定します。また、ホーム画面以外で自動更新を有効にする画面にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。

itoa_operation_56.png

上記設定例では、ホーム、モニタリング、イベントの各画面が自動更新の対象となります。

15. 監視業務の開始

最後に一通り、監視画面を見ていきます。

① ホーム画面

ホーム画面では、イベントの発生状況や機器の状態割合、直近の探索の結果の概要が確認できるため、システム全体の状態を確認するのに役立ちます。

itoa_operation_78.png

② モニタリング画面

モニタリング画面では、機器のソフトウェア/ハードウェア構成情報、サービス稼動状況、パフォーマンスグラフといった機器ごとの状態を参照することができます。機器の接続情報を表示するトポロジカルリストもこの画面から確認できます。

トポロジカルリスト:
itoa_operation_60.png

情報一覧:
itoa_operation_61.png

状態一覧:
itoa_operation_62.png

③ イベント画面

イベント画面では、発生したイベントに様々な条件でフィルタをかけて表示することができます。

itoa_operation_80.png

標準で「すべて」「緊急」「警告」「情報」「構成変更」「未確認」の 6 つの条件がタブとして選択できるようになっていますが、さらにイベントを絞り込みたい時は「フィルタ」をクリックして条件を追加しましょう。

④ レポート画面

レポート画面ではシステムの状態を表形式のレポートで確認できます。

itoa_operation_81.png

個人的な感想ですが、一般的な監視ツールと比べるとレポーティングの機能はずいぶん弱い印象を受けます。そもそも比べるべきではないかもしれませんが、監視ツールとしては一番見栄えのする機能だけにちょっと残念です。



以上で一通りの操作説明は完了です。

全体的な印象として、中堅・中小企業向けの監視ツールということで、監視設定の手間を極力減らすよう良く考えられていると思います。今は何も監視していないけど、ちゃんとした製品を使って監視したいと考えているシステム管理者の方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

テーマ : おすすめソフトウェア
ジャンル : コンピュータ

プロフィール

米麹

筆者: 米麹
某社に勤務する SE です。
ここでは本職とは関係のない趣味的な検証情報などを書いていきます。

注意事項とお願い
記事の内容は掲載時点のもので、現在は異なる可能性があります。情報に誤りや不適切な事項があった場合には、コメントやメールフォームでご指摘下さい。
また、本サイトの情報を利用することによって生じたいかなる損害についても、筆者は責任を負いかねますのでご了承下さい。
カレンダー
07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。