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Hitachi IT Operations Analyzer その1

1. Hitachi IT Operations Analyzer(ITOA)とは?

ITOA は、日立製作所が2010年10月にリリースした中堅・中小企業向けの監視ツールです。

日立の中堅・中小企業向けの製品というと、以前は JP1 Ready Series としてクライアント PC の管理ツールをリリースしていましたが、ITOA のリリースと共に JP1 Ready Series は廃止になり、Hitachi IT Operations シリーズというブランドに統合されました。

製品としては、もともと海外で Hitachi Data Systems が販売していたサーバ、ストレージ、ネットワークを一元的に監視できる同名のツールを国内向けにローカライズしたもののようですが、監視対象のサポート OS から AIX が除外されていたり、監視対象機器の台数の上限が 100 台までに抑えられていたりと、仕様に関して若干の変更が加えられているようです。

また、機能については中堅・中小向けということもあってか、かなりシンプルなものになっています。

主な特徴を挙げると、

・監視サーバのプラットフォームは Windows のみ
・監視対象のサーバ OS は、Windows Server 2003/2008, RHEL 5, SLES 10/11, Solaris 9/10 のみ
・監視対象のネットワーク機器、ストレージは指定機種のみ ・監視対象台数は100台まで
・ボリュームディスカウト的な考え方はなく、単純に監視対象の台数に比例した価格体系
・主要機能は死活監視/リソース監視/プロセス監視(Windows はサービス監視)
・ログ監視の機能は無し
・監視対象側での面倒なインストール作業のいらないエージェントレス方式(WMI/SSH/SNMP)
・リソース監視の項目は必要最小限、閾値も設定済み
・機器固有の SNMP Trap は監視できない


ということで、JP1 のような一般の監視ツールを知っている方からすると、ネットワーク監視とサーバ監視の本当にコアな機能のみを 1 つのパッケージにまとめた製品という印象を受けると思います。

これはおそらく、製品コンセプト的にエンドユーザがインストールや設定を行うことを想定しているために、機器についての知識や細かい設定が必要なログや Trap の監視機能は省かざるを得なかった、ということなのでしょう。

ただ、その分インストールや監視設定は非常に簡単になっています。

2. ライセンスについて

製品の標準価格については、こちらを参照してください。

ちなみに、監視サーバ側にライセンスが不要で、必要なライセンスは監視対象機器の台数でカウントされるため、機能要件を満たすのであれば一般的なマネージャ/エージェント型の監視ツールだけでなく、監視項目に課金されるエージェントレス方式の監視ツールに対しても価格競争力があると思います。

3. システム要件について

監視サーバのスペックについては、スターターガイドの「2.3.3 ディスク容量の確保」を参照して下さい。

2011年1月時点での最新版(02-51)では、以下のようになっています。


監視対象機器台数 25台
2GHz CPU, 1GB メモリ, 14GB/18GB ディスク容量(最小/最大)

監視対象機器台数 50台
2.4GHz CPU, 1GB メモリ, 15GB/20GB ディスク容量(最小/最大)

監視対象機器台数 100台
2,8GHz CPU, 2GB メモリ, 17GB/31GB ディスク容量(最小/最大)


また、監視サーバのサポート OS や監視対象機器の一覧についてはこちらを参照して下さい。

4. インストールファイルのダウンロード

こちらからダウンロードできます。

なお、ここでダウンロードできるファイルは製品版と同じものですので、90日間の評価期間が経過した後は、製品ライセンスで認証を行うことで、そのまま製品版として使用することができます。

5. 監視サーバのインストール

基本的にインストーラの指示に従って先に進めていけばよいので特に難しいところはありませんが、一通り画面イメージを載せておきます。



ダウンロードしたアーカイブファイルを適当なフォルダに展開し、setup.exe を実行してインストーラを起動します。

itoa_install_01.png

仕様許諾契約に同意して、次に進みます。

itoa_install_02.png

デフォルトとは異なるフォルダにインストールする場合は、変更ボタンをクリックしてインストール先を指定します。
問題なければそのまま次に進みます。

itoa_install_03.png

デフォルトとは異なるフォルダにデータベースファイルを配置する場合は、変更ボタンをクリックしてフォルダを指定します。また、監視対象機器の台数に応じて、適切なデータベースのサイズを指定します。

itoa_install_05.png

必要な空き容量が現在のディスクの空き容量を下回っていることを確認して、次に進みます。

itoa_install_07.png

監視サーバの IP アドレスや各種サービスで使用するポート番号を指定します(ここで指定したアドレスは、外部プログラムから ITOA のデータを利用するための JDBC 接続や、メール通知の本文に含まれるリンクの URL に使用されます)。
デフォルトの設定で特に問題なければ、そのまま次に進みます。

itoa_install_08.png

監視サーバと監視対象機器の間の帯域を指定します。ドキュメントに記載がないため、ここで指定するパラメータがどのように使用されるのかについては不明ですが、実際のネットワーク帯域に応じた値を指定しておけば問題ないでしょう。

itoa_install_09.png

スタートメニューに作成するプログラムフォルダの名前を指定します。
デフォルトの設定で特に問題なければ、そのまま次に進みます。

itoa_install_10.png

インストール情報の一覧が表示されるので、問題なければインストールを開始します。

itoa_install_11.png

しばらく待つとインストール完了画面が表示されるので、完了ボタンをクリックしてインストーラを終了します。

itoa_install_12.png

上記画面で「Hitachi IT Operations Analyzer を起動します。」にチェックが入っていた場合、自動的にブラウザが起動して ITOA のログイン画面が表示されます。

itoa_install_13.png



今回はインストールまでということで、次回は初回起動時の監視設定と画面操作について解説します。
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ジャンル : コンピュータ

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