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Hitachi IT Operations Analyzer その3

前回までの解説で、監視設定については一通り説明が完了したので、今回はオプションの設定や監視画面の役割について説明します。

11. ユーザの追加

インストール後の状態では、デフォルトの管理者ユーザである System のみが存在しています。

複数の運用担当者がいたり、通常運用時は設定変更の行えない利用者権限でアクセスしたいといった要望がある場合には、ユーザアカウントの追加を行いましょう。

① 設定画面のメニューから「ユーザーアカウントの管理」を選択し、右上の「ユーザーアカウントの追加」ボタンをクリックします。

itoa_operation_20.png

② ユーザ情報を入力して「OK」ボタンをクリックします。

itoa_operation_54.png

ユーザ情報を入力する際の注意事項は以下の通りです。
・ ユーザ名は大文字・小文字を区別しません。

・ パスワードは大文字・小文字を区別します。また、文字数は 6 ~ 256 文字の範囲内でなければなりません。

・ ここで指定するメールアドレスは、発生イベントやレポート、探索結果の通知に使用されます。

メールは HTML 形式で、数 KB から数十 KB のメールがそれなりの頻度で通知されるため、携帯などのモバイル端末を宛先にする場合はパケット料金プランに注意しましょう。

また、複数の運用担当者がいる場合はここでユーザアカウントを個別に作成するか、通知用のアカウントを 1 つ作ってメーリングリストのアドレスを登録すればよいでしょう。

・選択可能なユーザ権限は以下の 3 つです。

Analyzer 管理者:
すべての操作が行えます。

Analyzer 運用者:
基本的に Analyzer 管理者同様すべての操作が行えますが、他のユーザに関連する操作を行うことはできません。
具体的には、設定画面のメニューから「ユーザーアカウントの管理」が削除され、通知設定の画面に他のユーザアカウントが表示されなくなります。

Analyzer 利用者:
参照系の操作のみ行えます。具体的には、画面上部のメニューバーにある「設定」が非表示になります。


③ 上記手順を繰り返して、必要なすべてのユーザアカウントを作成します。

itoa_operation_22.png

ちなみに、管理者権限のあるユーザであっても、デフォルトの System ユーザアカウントは削除できないようです。
そのため、System ユーザを使用しない場合でも、最低限パスワードは変更しておいたほうがよいでしょう。

12. メール通知

ユーザアカウント作成時にメールアドレスを入力したユーザは、自動的にメール通知の対象に追加されます。

ユーザごとに通知の有効・無効を切り替えたい、あるいはデフォルトの通知スケジュールを変更したいといった要望がある場合には、必要に応じて設定を変更しましょう。

① メールサーバの設定

メール送信に使用する SMTP サーバを指定します。

なお、初回ログイン時の探索ウィザードでメールサーバの設定を行っていれば、ここでは設定を行う必要はありません。探索ウィザードで設定をスキップしていた場合は、設定画面の「メールサーバの設定」から再度設定を行うことができます。

itoa_operation_74.png

② イベント通知の設定

イベント通知では、基本的に発生したイベントを即座に通知します(タイミングによっては複数のイベントが 1 通のメールにまとめられる場合があります)。

設定画面では、通知対象のイベントの重要度と通知先ユーザを指定できます。

itoa_operation_75.png

なお、メール本文に含まれるイベントは前回のメール通知からの差分になります。

メッセージのサンプル:
itoa_operation_69.png

③ 未確認イベント通知の設定

未確認イベント通知では、日単位、週単位で「未確認」状態のイベントの一覧を通知します。

設定画面では通知スケジュールと通知先ユーザを指定できます。

itoa_operation_76.png

未確認イベント通知を有効にする場合は、イベントをこまめに確認済みにするようにしましょう。

メッセージのサンプル:
itoa_operation_68.png

④ レポート通知の設定

レポート通知では、レポート画面で表示される各種レポートの一覧が日単位、週単位、月単位で通知されます。

設定画面では通知スケジュールと通知先ユーザを指定できます。

itoa_operation_77.png

メッセージのサンプル:
itoa_operation_72.png

⑤ 探索完了通知の設定

探索完了通知では、探索の実行結果を通知します。

設定は「探索条件の設定」画面から行い、通知先のユーザを指定することができます。

itoa_operation_70.png

メッセージのサンプル:
itoa_operation_67.png

13. 業務グループ

監視対象となる機器の台数が多くなってくると、機器の接続を示すトポロジカルリストの表示が見づらい、あるいは機器一覧の中から対象機器を探すのが難しい、といったことが起こりえます。そんな時は、業務グループを作成することで、監視対象機器を任意のグループに分けることができます。

業務グループの作成単位は任意ですが、サーバ役割(Webサーバ, DBサーバ, etc.)やシステム名(給与管理システム, 経理情報システム, etc.)などで作成するとわかりやすいでしょう。

なお、一台の機器が複数の業務グループに所属することもできますので、複数のシステムで共用しているネットワーク機器やストレージを各システム用の業務グループに割り当てる、といったことも可能です。

業務グループの主な使用場所は以下の通りです。

・モニタリング画面での業務グループ単位での機器一覧の表示
・イベント画面でのフィルタリング条件
・レポート画面の業務グループ単位でのレポート表示

それでは、作成手順を見ていきましょう。

① 設定画面のメニューから「業務グループの管理」を選択し、右上の「業務グループの追加」ボタンをクリックします。

itoa_operation_38.png

② 作成する業務グループの情報を入力します。

itoa_operation_39.png

③ モニタリング画面で業務グループに追加したい機器を選択し、「操作」ボタンをクリックして表示されるプルダウンメニューから「業務グループに追加する」を選択します。

itoa_operation_40.png

④ 機器に割り当てる業務グループを選択し、「OK」ボタンをクリックします。

itoa_operation_41.png

⑤ 機器に割り当てた業務グループを選択し、機器が表示されていることを確認します。

itoa_operation_42.png

14. 画面の自動更新の設定

現行バージョン(02-51)の ITOA には、イベント発生時にリアルタイムに画面を更新する機能が無いようです。

そのため、例えばイベント画面を開いている状態でサービスのイベントが発生しても、ユーザが手動で画面を更新するまでイベント画面には何も表示されません。

デフォルトでは、画面を更新するには画面上部のメニューバーに表示される更新ボタンをクリックする必要があるのですが、下記の設定を行うことで定期的に画面を自動更新するよう設定することが可能です。

① メニューバーの「ホーム」の横に表示される 2 つのボタンのうち、左側のボタンをクリックします。

itoa_operation_59.png

② 「画面表示を自動更新する」にチェックを入れ、更新間隔を指定します。また、ホーム画面以外で自動更新を有効にする画面にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。

itoa_operation_56.png

上記設定例では、ホーム、モニタリング、イベントの各画面が自動更新の対象となります。

15. 監視業務の開始

最後に一通り、監視画面を見ていきます。

① ホーム画面

ホーム画面では、イベントの発生状況や機器の状態割合、直近の探索の結果の概要が確認できるため、システム全体の状態を確認するのに役立ちます。

itoa_operation_78.png

② モニタリング画面

モニタリング画面では、機器のソフトウェア/ハードウェア構成情報、サービス稼動状況、パフォーマンスグラフといった機器ごとの状態を参照することができます。機器の接続情報を表示するトポロジカルリストもこの画面から確認できます。

トポロジカルリスト:
itoa_operation_60.png

情報一覧:
itoa_operation_61.png

状態一覧:
itoa_operation_62.png

③ イベント画面

イベント画面では、発生したイベントに様々な条件でフィルタをかけて表示することができます。

itoa_operation_80.png

標準で「すべて」「緊急」「警告」「情報」「構成変更」「未確認」の 6 つの条件がタブとして選択できるようになっていますが、さらにイベントを絞り込みたい時は「フィルタ」をクリックして条件を追加しましょう。

④ レポート画面

レポート画面ではシステムの状態を表形式のレポートで確認できます。

itoa_operation_81.png

個人的な感想ですが、一般的な監視ツールと比べるとレポーティングの機能はずいぶん弱い印象を受けます。そもそも比べるべきではないかもしれませんが、監視ツールとしては一番見栄えのする機能だけにちょっと残念です。



以上で一通りの操作説明は完了です。

全体的な印象として、中堅・中小企業向けの監視ツールということで、監視設定の手間を極力減らすよう良く考えられていると思います。今は何も監視していないけど、ちゃんとした製品を使って監視したいと考えているシステム管理者の方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
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ジャンル : コンピュータ

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